涙ぐみながら稔彦さんの思い出を語る母の古賀愛子さん=三養基郡みやき町

 急逝した古賀稔彦さんの母・愛子さん(79)=三養基郡みやき町=が24日、取材に応じ、「人を喜ばせるのが好きで、親にも気配りをしてくれる息子だった。いなくなったのがさみしい」と苦しい胸の内を語った。

 24日の朝、家族から電話で稔彦さんが亡くなったと連絡を受けた。病気のことは本人から直接聞いておらず、「親を心配させないよう言わなかったとやろう。静かに逝ったと聞いて、よかったと思うしかない」と目を潤ませた。

 「自分の好きなことをやるんだから、応援してあげたい」。小学生から兄と柔道に打ち込む稔彦さんを、夫の稔朗さん(故人)と支えてきた。柔道大会前の夜中に、夫婦で川にウナギを釣りに行って、精が付くようにとかば焼きの弁当を作ってあげたこともあった。柔道のために中学から東京に送り出したが、離れていても一番の応援団で在り続けた。

 稔彦さんは実家に帰省する度に、得意の料理をつくってくれた。車で一緒に買い物に行き、洋服や靴を選んでプレゼントしてくれたこともあった。「いつも母親を喜ばせようとしてくれよった」

 最近、連絡を取ったのはことし2月上旬。稔彦さんの好物だった「まるぼうろ」を送ってあげて、電話で「ありがとう」と言われたのが最後の会話だった。(山口源貴)

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