鳥栖市内の中学校で2012年、当時中学1年生だった男性(21)が、いじめで心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患って学校に通えなくなったとして、男性と家族が同級生とその保護者、市に約1億2800万円の損害賠償を求めた控訴審の第2回口頭弁論が24日、福岡高裁(増田稔裁判長)で開かれ、結審した。判決は7月12日に言い渡される。

 弁論で男性側は、重度のPTSDを医学的に証明する医師の意見書で主張を補充するなどした。鳥栖市側は原告の意見書について「前提事実が違う」と反論し、いじめとPTSDの因果関係について「証明できていない」とした。

 一審佐賀地裁判決では、同級生がエアガンで撃つなど一部の暴行が不法行為に当たるとして、8人に計約400万円の支払いを命じた。鳥栖市や同級生の保護者への請求はいずれも棄却した。

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