佐賀を訪れ、ピッチングの基本を丁寧に指導する藤田倭投手=2016年1月、佐賀市の大和運動公園

 「私たちの学校から2人も選ばれるなんて…」。ソフトボールの東京五輪代表に、佐賀女子高出身の藤田倭(やまと)投手(30)と内藤実穂みのり内野手(26)が決まった23日、高校時代の同級生や指導者からは喜びの声が上がった。「投打の“二刀流”で躍進を」「金メダルを取って」と大舞台での2人の活躍を祈った。

 「一緒に頑張った仲間。努力する姿を見ていたので受かってほしいと思っていた」。藤田選手のチームメート江頭あかねさん(30)=佐賀市=はほっと胸をなで下ろす。同じ投手でライバルでもあったが、3年時の県総体準決勝で脱水症状になりながらも決勝まで投げ抜いた姿をよく覚えている。上野由岐子投手との二枚看板で大舞台のマウンドを担う仲間に「自分らしく思い切ったプレーを」と語る。

 「彼女ならやってくれると思っていた」。内藤選手の同級生で昨年までソフトボール日本リーグ1部のSGホールディングスでプレーし、リーグ戦で対戦した中島香澄さん(26)=大阪府=は声を弾ませる。「負けず嫌いで気持ちがすごい。めっちゃ努力家だけど、てんぐにならず、謙虚にこつこつやれる」と大親友を評し、「本人が一番うれしいと思う。自分を信じてプレーしてほしい」。

 同校ソフトボール部で、久保田昭監督(故人)とともに、2人を指導した津上さおり監督は、全国高校選抜大会で遠征中の栃木県で代表決定を知った。「(代表に)選ばれてほっとした」と藤田選手から直接電話があったといい、「OBの活躍は後輩たちの励みになる」と感謝。「2人とも十分努力してきたことは分かっているので、“頑張って”とは言わない。けがをせず、実力を発揮し、金メダルを目指して」とエールを送った。(山口源貴、草野杏実)

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