佐賀県食肉センターの新築工事安全祈願祭の後、あいさつした山口祥義知事。施設の愛称を「かけはし」とすることを提案した=多久市南多久町

 佐賀県食肉センター(多久市南多久町)の新築工事安全祈願祭が23日、山口祥義知事ら関係者約50人が参加して現地であった。最新の牛の処理施設を建設、佐賀牛などを海外に輸出できる体制を整える。2022年7月から稼働する予定。

 既存のセンターは県やJAなどでつくる県畜産公社が運用し、1日当たり最多で牛50頭、豚400頭を処理しているが、稼働から40年近くたち老朽化している。また、牛と豚の処理ラインが交錯し、米国やEUなどの輸出要件も満たしていない。そのため現施設の隣に、工程ごとの消毒設備などを備えた牛専用の処理施設(鉄骨2階建て、延べ床面積5763平方メートル)を新築することにした。総工費は約59億円。

 完成後に現在の施設を豚専用のラインに改修する計画で、全体の稼働は23年7月を予定している。

 祈願祭には県や地元関係者、工事業者らが参加した。山口知事は「佐賀牛はとても評判が高い。来年はブリーディングステーションも唐津に完成し、畜産は新時代を迎える。輸出でさらに生産額を伸ばしてほしい」とあいさつした。新施設の完成を機に、食肉センターの愛称を「かけはし」(仮称)にしてはどうかと提案した。(宮里光)

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