伊万里・有田消防組合の有田消防署新庁舎が全体の供用を開始し、22日、落成式が開かれた。関係者約30人が出席、延べ床面積が1・7倍になった新施設でのスムーズな署の活動に期待を寄せた。
1972年から使用していた旧庁舎の老朽化で、新たに取得した隣接地を含む敷地面積4755平方メートルに建て替えた。庁舎・車庫棟は鉄筋コンクリート一部鉄骨造りの2階建てで、訓練棟は鉄骨2階建て。既存の倉庫を含む庁舎全体の延べ床面積は計1423平方メートル。総事業費は約6億4千万円。新棟での業務は昨年9月から始めている。女子仮眠室と休憩室なども設けた。
同組合管理者の深浦弘信・伊万里市長は式辞で「職員が安全かつ迅速に出動でき、住民が利用しやすい庁舎を目指した」と新庁舎の特徴を紹介した。庁舎内覧のほか、救助訓練も披露された。(古賀真理子)