署名と要望書を提出する「長崎街道中原宿文化の拠点利活用協議会」の田尻茂喜会長(右)ら=みやき町中原庁舎

中原宿時代の面影を今に伝える「旧岡崎屋」=みやき町簑原

 みやき町の「長崎街道中原宿文化の拠点利活用協議会」(田尻茂喜会長)は22日、みやき町中原庁舎を訪れ、町と町議会に中原宿の活性化に関する要望書を提出した。中原宿の中で唯一現存する旅館「旧岡崎屋」の保存や積極的な利活用を求めている。

 中原宿は、長崎街道の轟木宿(鳥栖市)と神埼宿(神埼市)の間に位置しており、江戸時代には6軒の宿屋が営んでいた。しかし1885(明治18)年の大火でほとんどが焼失。当時の名残を残すのは旧岡崎屋だけとなっている。旧岡崎屋は敷地面積452平方メートルで、床面積164平方メートルの木造2階建て。

 要望書は、趣旨に賛同する町内外1728人分の署名とともに、末安伸之町長と町議会の田中俊彦議長に提出した。受け取った末安町長は「議会などと一緒に活用策を見いだしたい」と応じ、田中議長は「歴史ある建物なのでしっかり守って後世に残したい」と話した。

 町は今後、地域住民の意見などを聞きながら、有効活用を検討していくという。田尻会長は「多くの人が交流できるような施設になってほしい」と期待した。

(瀬戸健太郎)

このエントリーをはてなブックマークに追加