東京商工リサーチ佐賀支店がまとめた佐賀県内の2月の倒産件数(負債額1千万円以上)は前年同月と同じ2件で、負債総額は同5億2300万円減の2500万円だった。負債総額は集計を始めた1971年以降、2番目に少なかった。新型コロナウイルスの関連倒産はなかった。

 産業別にみると、製造業と小売業が1件ずつで、小売業の倒産発生は3カ月連続となった。原因は販売不振と過小資本(運転資金の欠乏)による破産で、いずれも従業員5人未満の零細事業者だった。

 2020年2月に新型コロナウイルスの関連倒産が全国で初めて発生し、1年が経過した。政府や金融機関などの支援策によって倒産は抑えられているが、同支店は「長引くコロナ禍で企業の疲弊感が強まっている。借入金を返済する1、2年後に反動があるのではないか」とみている。(中島佑子)

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