交流連携協定を結んだ2市の関係者。(左から)陸前高田市の福田利喜議長と戸羽太市長、武雄市の小松政市長と山口昌宏議長=武雄市役所

 武雄市は22日、岩手県陸前高田市と交流連携協定を結んだ。東日本大震災からボランティアや応援職員派遣、民間交流を続けてきており、震災10年を節目に末永く交流を続ける友好都市として連携をさらに深めることにした。

 武雄市は震災当時の樋渡啓祐市長が陸前高田市の戸羽太市長と知己だったことから、約100人の市民が現地ボランティアに向かったほか、3年間にわたって市職員を応援派遣した。その後も婦人会などの交流が続き、物産まつりには相互出店している。2019年の佐賀豪雨の際には陸前高田市が6人の応援職員を派遣した。

 連携協定には(1)「災害時相互応援」として物資提供や職員派遣(2)「経済交流」として物産まつりなどでの特産品販売―という従来の交流に加えて、(1)両市の事業所の新商品開発や業務連携の支援(2)教育分野やまちづくりなど両市が持つ特徴的な事業のノウハウ提供や人事交流-を盛り込んだ。

 戸羽市長や両市の市議会関係者らが出席して武雄市役所で行われた協定締結式では、小松政武雄市長が「今回の協定締結でこの10年の交流から、さらに学び合い、高め合える深い関係になることが楽しみ」と呼び掛けた。戸羽市長は「武雄には新しい陸前高田の道しるべを示してもらった。今後はお互いの強み、弱みを共有して助け合い、共同研究できるようなきょうだいになれれば」と応じた。(小野靖久)

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