日本酒「Q(きゅう)」を手にする光武晋宏専務(中央)ら=鹿島市の光武酒造場

QRコードのみのラベルを酒瓶に貼り付けた日本酒「Q(きゅう)」

 鹿島市の光武酒造場が酒瓶にQRコードのみの斬新なラベルを貼った日本酒「Q(きゅう)」を発売した。輸出拡大を見据えた商品で、ラベルに印刷されているQRコードをスマートフォンなどで読み取ると、同酒造場のある肥前浜宿の情景や仕込みの様子、作り手の思いなどが動画で視聴できる。

 日本語のほか、英語、ベトナム語に対応している。QRコードにスマホをかざすと、自動的に言語を識別して動画を再生する仕組みで、今後中国語や韓国語など対応する言語を10カ国程度にまで増やす予定。動画が終了すると、同社の公式サイトにつながり、ウェブ通販での追加購入を促すようになっている。

 マーケティング事業などを展開するケーエイチプラス(大阪府)と手を組んだ。日本酒になじみの薄い国の若者らに日本酒の飲み方を広めることを狙っている。商品名の「Q」は、QRコード、九州、クオリティー(品質)の意味を含ませている。約5年前から輸出に力を入れている同酒造場の光武晋宏専務(34)は「動画で酒造りに対する思いやこだわりを知ってほしい。さらに楽しんで飲んでもらえれば」と話す。

 日本酒「Q」は佐賀県産米を使い、低温でじっくり発酵・熟成させており、芳醇(ほうじゅん)なうま味とフルーティーな芳香が特長。720ミリリットル入り税別2600円。問い合わせは同酒造場、電話0954(62)3033。(志波知佳)

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