佐賀県産の大麦を使った地ビール開発について紹介するコトブキテクレックスの松本憲幸社長=佐賀市のホテルマリターレ創世佐賀

 佐賀県地域産業支援センター主催による企業の事例発表会が、佐賀市で開かれた。同センターの技術支援や補助金を受けて新商品を開発した3社が、それぞれの取り組みを紹介した。

 佐賀市諸富町に工場を構え、大型酵母タンクなどを製造しているコトブキテクレックス(本社・千葉県)は、佐賀県産の大麦を使った地ビールの開発について紹介した。

 同社は2019年、麦芽の製造装置を開発。温暖化が麦の発芽に影響する課題も見つかったが、クーラーなどを付けて低温で安定生産できる環境を整えているという。7月に完成する見込み。

 同社は、サントリーがビール事業に進出した際、タンクを造った実績がある。松本憲幸社長は「大麦の生産日本一の佐賀でプラント技術を生かせば、地域貢献や社員の自信につながる」。ビールを注ぐグラスにも佐賀の器や木工製品を活用できるとして、「佐賀全体のGDP向上にも貢献したい」と話した。

 発表会にはオンラインを含めて約100人が参加。新たなビジネスのヒントを得た。(中島佑子)

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