県内五つの産地の焼き物をあしらったラッピングトレイン。右は有田焼=唐津市のJR唐津駅

 唐津、有田、伊万里、武雄、嬉野の県内5産地の焼き物をあしらったラッピングトレインの運行が20日、始まった。6月20日まで県内で運行し、佐賀、長崎両県にまたがる「肥前やきもの圏」をPR。JR唐津駅の出発セレモニーには、鉄道ファンや子ども連れも訪れ、カラフルな列車に目を輝かせていた。

 列車が到着すると、集まった人たちはカメラを手に写真に収めていた。セレモニーには自治体や観光業の関係者が出席し、唐津観光協会の山﨑信二会長は「改めて唐津焼に注目が集まる機会と期待している」とあいさつした。

 県内を走る長崎線、唐津線、筑肥線のうち西唐津―佐賀、西唐津―伊万里で運行する。電車好きの浜田暖馬(はるま)ちゃん(4)と訪れた父親の智之さん(44)=唐津市富士見町=は「普段の黄色の仕様とは違って、子どももうれしそう。次は乗りに来たい」と笑顔だった。

 佐賀、長崎の8地域で構成する「肥前窯業圏」が文化庁の日本遺産に認定されており、産地に足を運んでもらおうと県やJR九州、唐津、伊万里の観光協会が企画した。車体のラッピングなど県の事業費は600万円。

 4月2日からの吉田おやまさん陶器祭り(嬉野市)を皮切りに、五つの産地で焼き物イベントが開かれる。(横田千晶)

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