発表会では、事業継続計画(BCP)策定の意義や成果が紹介された=佐賀市のホテルグランデはがくれ

 災害など緊急時の対応を定めた「事業継続計画(BCP)」の重要性を学ぶ成果発表会(県、県中小企業団体中央会主催)が、佐賀市で開かれた。BCPを策定した企業や組合の代表が登壇し、危機管理意識の向上など利点を紹介した。

 パネル討議には、県内の3企業・組合の担当者が登壇した。

 このうち、2年前にBCPを策定した鹿島印刷(鹿島市)の川﨑和己取締役は、社員に共通認識を持ってもらうため、災害時対応を記したじゃばら状のカードを作製したことを紹介。「必要な顧客リストや重要書類の整理ができ、危機管理意識も高まった」とBCPの利点を話した。

 このほか、従業員の安否確認のため、マイクロソフトの協業アプリ「チームズ」を平時から活用している事例や、BCPを新型コロナウイルス対策に当てはめて活用している事例なども紹介された。

 発表会は、県中小企業団体中央会のBCP策定支援事業の一環。同会によると、BCPを策定している中小企業は約2割にとどまっており、BCPの重要性を知ってもらおうと開いた。オンラインも含め、約40人が参加した。(中島佑子)

このエントリーをはてなブックマークに追加