先日、小学1年の子どもが切羽詰まった表情で学校から帰ってきた。そのままトイレに直行。以前にも何度かあったので、「学校でしてくれば」と言ったら、「人が並んでいてできなかった」と答えた。わが子もほかの子も、学校のトイレで苦労しているようだ。

 3年前に家族で伊万里に住むことになった時、心配事の一つに子どもの小学校でのトイレがあった。洋式化が進んでいないと耳にしていて、上の子の入学式の時にのぞいてみると、洋式は1学年に一つしかなかった。子どもに和式の経験はなく、案の定、初めの頃はいろいろあった。

 国の調査によると、伊万里市の公立小中学校の洋式化率は昨年9月現在で31%。県内20市町で2番目に低く、県平均48%、全国平均57%を大きく下回る。洋式化は災害時の避難所としての整備や、感染症対策の点からも必要で、深浦弘信市長は今後取り組むべき優先課題に挙げている。

 胃腸が弱い私は、学校で便意を催すのが悩みの種だった。クラスメートに知られるのが恥ずかしく、何度脂汗を流したことか。今の子はその上に慣れない和式へのストレスも抱えている。子どもの気持ちを第一に考え、洋式化を急ぎたい。(伊万里支局・青木宏文)

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