提供される弁当を求め、キッチンカー前に並ぶ好生館職員=佐賀市嘉瀬町の好生館

 佐賀県医療センター好生館(佐賀市嘉瀬町)の職員に、新型コロナウイルス医療支援募金を活用した昼食の提供があった。県産の食材を使用した温かいチキン南蛮弁当やステーキ弁当が配られ、職員らは、しばし緊張から解かれ、笑顔で弁当を受け取っていた。

 最前線で新型コロナの治療にあたる医療従事者を元気づけようと県などは「コロナと戦う医療にエールを!緊急支援募金」を行い、県民から多くの善意が寄せられた。今回の企画は、好生館に贈られた募金の活用案として職員が提案した。

 依頼を受けた九州ケータリング協会が栄養たっぷりの5種類の弁当を用意。19日までの5日間、キッチンカーで1日220食を提供した。看護師の野口慶子さんは「久々のイベント気分を味わえた」と佐賀牛ハンバーグ弁当を片手に笑顔を見せ、同施設職員の真子歩都さんは「すてきな企画。がっつりしたメニューが多くうれしい」と話した。

 佐藤清治館長は「こういった形で昼食を提供するのはいいアイデア。ワクチン接種が始まるこの週に、職員を元気づけることができたのでは」と目を細めた。

 食事を提供した同協会の中島一会長は「病院の中ではあまり見られない笑顔が出ていると聞き、やりがいを感じた。こういった取り組みが県内で広がればいい」と話していた。(中島野愛)

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