ワクワク感が止まらない。サッカー・J1リーグで開幕5試合を負けなしと絶好調のサガン鳥栖である。DF中野伸哉選手がU―24(24歳以下)日本代表にも選ばれ、さらに楽しみが増えた◆今季のサガン鳥栖の武器は若さと運動量。技術や経験で相手に劣ったとしても、臆せぬ勇気と走力で補う◆好調なイレブンのユニホームのパンツの左裾に、人気漫画「キングダム」のロゴが躍っている。作者の原泰久さん(基山町出身)が今季、ユニホームスポンサーになった。コロナ禍で収益悪化に苦しむチームの大きな支えになっている◆漫画家は、言葉と絵という二つの表現力で読む人の心をつかむ。漫画家石ノ森章太郎さん(1938~98年)は自著『トキワ荘の青春』で、時代の主流を占める大部分の作品群は常に熱気勝負の若い作家たちの“未完成作品”とし、「マンガとは青春時代そのもの」と表現する。失敗は若さの特権だが、傷つき、落ち込む時もあるはず。それでもひたむきに今を生き、もがき続ける中で傑作が生まれるのだろう◆「キングダム」は春秋戦国時代の中国を舞台に、中華統一を目指す若武者たちが躍動する。サガン鳥栖の若い力を象徴しているようだ。きょうはホームの駅前不動産スタジアムでアビスパ福岡との九州ダービー。応援しよう。若い力にきっと元気をもらえる。(義)

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