馬渡小中学校近くに自生するゲンコウ=唐津市の馬渡島

ゲンコウの成木を植えて水やりをする唐津西高生たち=唐津市の馬渡島

 唐津の食などの魅力を掘り起こして商品化している産直サイト「未来ギフト」は15日、かんきつ類・ゲンコウを特産品にするプロジェクトで、唐津市鎮西町の馬渡島にゲンコウの木を植樹した。島おこしにつなげる取り組みで、プロジェクトに関わる唐津西高生や島民らが汗を流した。

 ゲンコウはレモンなどの香酸かんきつ類の一つで、馬渡島には実を付けていないものも含めて4本が自生している。ゲンコウの名前の由来や島に持ち込まれた経緯などは分かっていない。また長崎県外海地区などにも「ゆうこう」と呼ばれる黄色い香酸かんきつ類が自生している。

 未来ギフト実行委員会のメンバーや唐津西高生23人が参加した。浜玉町でゲンコウを育てる農家・富田秀俊さん(71)が20本の成木を提供。富田さんによる指導のもと島民の牧山友好さん(65)の畑に、幹まわり約20センチの木々を植えていった。実を付けるのには最短でも3年ほどかかるという。唐津西高2年の瀨戸真夏斗さんは「色んな商品開発につながり、唐津が盛り上がっていけばうれしい」と期待する。

 植えたゲンコウは牧山さんが育て、未来ギフトが加工品作りに生かす。スイーツ商品の開発は地元のケーキ店「昭月堂」に依頼し、21日に開く「からつ応援市場」で試作品のフィナンシェを販売する。実行委員会会長の宮丸佳奈子さん(44)は「唐津にしかないものを地元で大切にしていく。食卓に自然と並ぶような果物にしたい」と話す。(横田千晶)

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