首都圏4都県の緊急事態宣言解除に関し、引き続き往来自粛を呼び掛けた山口祥義知事=19日午後、佐賀県庁

 東京など首都圏4都県への新型コロナウイルス緊急事態宣言が21日までで解除されることに関し、佐賀県は19日の対策本部会議で、解除後も引き続き4都県への不要不急の往来と会食を自粛するように県民に求めた。

 東京都の感染確認は17日に409人、18日は323人となっている。山口祥義知事は対策本部会議や記者団とのやりとりで「数字が落ちているようには見えない。(感染経路を追う)調査ができているのか」と指摘し、「引き続き警戒が必要と認識している」と強調した。

 会議では、カラオケ喫茶を中心に2月中旬から感染が相次ぐ県内の状況が報告された。カラオケ喫茶の利用者は年齢層が高く、2月19日~3月18日の感染者は70歳以上が43%を占めた。昨年3月以降の三つの感染拡大局面では、それぞれ10%台にとどまっていた。

 感染者を巡っては、退院後も職場などが感染を恐れて差別的な扱いをする問題が起きている。山口知事は「感染リスクがないと判断して退院していただいている。退院した人は体も心も非常に傷付いており、県民の皆さんは優しく接してほしい」と呼び掛けた。(円田浩二)

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