佐賀県議会は2月定例会最終日の19日、沖縄県・尖閣諸島周辺海域の安全確保を求める首相や衆参両院の議長宛ての意見書案を可決した。佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画にも言及し、計画に賛否立場の違う会派間で調整を重ね、表現を修正しながら全会一致での可決となった。

 意見書では、中国公船の領海侵入が頻発し、中国海警局に武器使用を認めた海警法の施行など現状認識に触れた上で、県内状況として佐賀空港にも言及した。

 当初、自民党会派の案では「県議会においても佐賀空港の自衛隊配備に関する決議を行い、環境整備を進めるよう要請した」としていたが、他会派との調整を踏まえ「配備に関し、環境整備を-」と決議のくだりを削除した。「現在、関係者間で調整が進められている」も「協議が進められている」に変更した。

 意見書は、政府と国会に対し、尖閣諸島海域で中国公船が威嚇行為をしないよう中国政府への働き掛けを求めたほか、両国の緊張がエスカレートしないよう対話による外交で関係改善を図り「冷静かつ毅然(きぜん)とした態度で周辺海域の安全確保に適切な措置を講じるよう強く要望する」とした。(栗林賢)

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