スズラン

 純白の小さな鈴のような花がかわいらしいスズラン。ユリ科の多年草で葉は細長く、4、5月にかけて花を下向きに咲かせます。北海道や本州の寒い地域に自生しますが、近年では乱獲により数が少なくなってきました。

 観賞用としても人気がありますが、全草に有毒成分があり、摂取すると中毒を引き起こします。特に若芽は山菜のギョウジャニンニクと似ており、誤食による死亡例もあるので注意が必要です。

 以前は生薬「鈴蘭根」として強心、利尿薬として利用されていましたが、現在では毒性が強いため使用されません。

 フランスでは5月1日に愛する人にスズランを贈ります。16世紀にフランス国王シャルル9世が幸運をもたらす花として贈ったことが始まりとされ、現在も続く風習となりました。(中冨記念くすり博物館)

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