夜空の飛行楽しんで

 空を飛んでみたいと思ったことはありませんか。今回紹介(しょうかい)するのは、女性(じょせい)だけが飛ぶ力を受(う)け継(つ)いできた一族の物語です。
 ジョージア・ハンセンはまもなく16歳(さい)。ハンセン家の女性たちが代々そうであったように、ジョージアも生まれたときから、自分が飛べることを感覚で知っていました。空を飛ぶのは刺激(しげき)的でとても楽しいことですが、厳(きび)しい掟(おきて)を守らなければ「飛び手」と認(みと)められません。厳格(げんかく)な祖母(そぼ)の支配(しはい)する家で、母と叔母(おば)二人と静かに暮(く)らしてきたジョージアは、成長するにつれて掟に縛(しば)られる窮屈(きゅうくつ)さを感じるようになっています。初めてのソロ飛行の儀式(ぎしき)を間近に控(ひか)えたある日、ずっと昔に家を出たきりだった一番上の伯母(おば)が帰ってきます。掟破(やぶ)りのために家を追放された伯母の突然(とつぜん)の帰還(きかん)に、家族はとまどい反発します。伯母の目的は何なのでしょうか。
 上空の冷たい風を受け、鳥の群(む)れを避(さ)けながら力強く自由に飛び回る飛び手たち。ぜひジョージアになったつもりで夜空の飛行を楽しんでください。(司書ネットワーク課 岩永 裕子)


【ほかにもこんな本をおすすめ!】

▽新・世界の国々6北アメリカ州
  帝国書院編集部/編 帝国書院
▽大人になったら行ってみたい!世界のふ しぎな風景図鑑 パイインターナショナ ル/編著 パイインターナショナル
▽こうまのマハバット
 市川 里美/作 BL出版

 

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