武雄市は18日、手話や点字、筆談など障害に応じたコミュニケーション手段の利用を促進する条例を制定した。佐賀県や嬉野市、唐津市に手話に関する同様の条例があるが、意思疎通手段を幅広く対象にしたのは県内で初めてという。

 佐賀豪雨の時、耳の不自由な人から「防災行政無線が聞こえなかった」という指摘があったことを受け、制定を考えた。

 市議会が「手話言語の普及及び障がいの特性に応じた多様なコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例」案を可決した。指文字や要約筆記、音訳なども含めて普及や利用の促進を図る。条例を説明するパンフレットを全世帯に配って周知する。

 既に災害時にファクスと電話、メールでの情報提供を求める人の登録を受け付けているほか、旅館や店舗に指さしで言いたいことを伝える「コミュニケーション支援ボード」を配布する。市長の記者会見にも手話通訳を導入する。(小野靖久)

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