佐賀空港と各地域を結ぶ乗り合い制のリムジンタクシー=2017年、佐賀市川副町の佐賀空港

 佐賀空港(佐賀市)を発着するリムジンタクシーの料金が4月1日から引き上げられる。運行エリア別に1~2・5倍になり、1人当たり1500~3千円の料金になる。サービス開始時から料金が据え置かれてきたが、タクシー運賃の値上げや運転手不足など業界の情勢変化を理由に見直した。佐賀県は「引き上げ後も一般のタクシー料金の3割程度に抑えられている」と説明している。

 サービスの主体は県や市町などでつくる空港活性化推進協議会で、各タクシー会社が協議会の補助を受けて運行している。サービスを始めた2004年から利用できる地域を順次拡大し、現在は佐賀県内と福岡県南西部の計19エリアで乗降できる。予約制で、2人までは相乗り、3人からジャンボタクシーになる。

 料金はエリアによって異なり、片道で大人1人1千~2千円だった。4月1日からの見直しで、最も上げ幅が大きいのは1200円から3千円になる鳥栖市や三養基郡基山町、福岡県大牟田市。佐賀市南は現行の2千円とした。

 県空港課はタクシー業界の情勢変化に加え、エリア拡充とともに事業費や事業者の負担が増加してきたと説明し「サービスを維持するため、料金見直しに理解を」と話す。値上げは各地域の交通アクセス会議に諮り、了承を得た。

 19年度のリムジンタクシー利用者は2万8574人。協議会予算は約2億4千万円で、リムジンタクシーの運行事業費は約7350万円だった。20年度は新型コロナウイルスの影響で航空需要が減少し、リムジンタクシーの利用も低迷している。(円田浩二)

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