「シネマ嬉野」の木原靖弘代表

 嬉野市嬉野町で映画上映会を開く「シネマ嬉野」代表の木原靖弘さん(63)

 シネマ嬉野は1999年に発足し、休止を経て2017年に活動を再開した。メンバーは木原さん一人だが、再開から4年間で5回上映会を開いた。年1、2回の実施で、市内外から平均30人ほどが訪れる。木原さんは「徐々に認知されつつある」と話す。

 20代の時に見た映画や友人の影響を受け、映画のとりこになった。年間100本を鑑賞するほどのめり込んだ時期もあった。上映会で紹介するのは、「見る機会が少ないが、お薦めしたい秀作」と力を込める。

 昨年3月には東日本大震災の被災地を題材にした「息の跡」(小森はるか監督、2016年)を上映。監督と会場をリモートでつなぐ交流も行った。新型コロナウイルスの影響で次の上映会は未定だが、小森監督が「息の跡」と並行して撮影した「空に聞く」の上映も検討しているという。

 木原さんは「映画は見た人自身の生活を見つめ直すきっかけにもなる。映画を通して、背景や描かれている人と出会う機会をつくりたい」と活動への思いを語った。嬉野市嬉野町下宿。(松田美紀)

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