運転席に設置されたタブレット端末。端末内のアプリを操作することで列車内の放送が自動で流れる仕組みを構築した=JR九州提供

列車内の放送を自動化するアプリ画面のイメージ=JR九州提供

 JR九州は13日のダイヤ改正に伴う筑肥線の一部列車のワンマン化に合わせ、列車内の放送を自動化するアプリを導入した。運転士が運転中に放送機器を操作する手間をなくし、運転に集中する環境を整える。

 ソフトウエア開発の「NSD」(東京都)と、音声作成ソフトを手掛ける「HOYA」(同)と共同開発した。導入するのは筑肥線、唐津線の姪浜―西唐津を走る303系3編成18両と、305系6編成36両。これまでは車掌が専用機器を手動で操作していたが、ワンマン列車となるため運転士が業務を担う必要が出ていた。

 2018年から導入している運転士支援アプリの機能を拡張する形を取る。運転士がタブレット端末「iPad」でその日に乗車する列車を選ぶと必要な音声データが設定される。駅の到着前や発車後はアプリが運行状況に合わせて放送するタイミングを判断し、自動で音声が流れるという。

 放送内容の編集も容易になり、従来は難しかったダイヤの乱れにも柔軟に対応できるほか、多言語対応も可能になった。

 JR九州によると今後は在来線の他路線への導入を図り、特急や新幹線での活用も視野に入れる。グループ会社のバスなどへの展開も検討するという。(大橋諒)

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