医療や教育、防衛など8項目について国の予算編成を疑似体験した中学3年生たち=佐賀市金立町の弘学館中

 国の予算編成を疑似体験し、財政運営や社会的な課題への理解を深める出前授業が16日、佐賀市金立町の弘学館中(楢崎浩史校長)であった。3年生約110人が受講し、税負担と福祉政策のバランスをどう取るかや、教育や産業振興など、どの分野に予算を重点的に振り分けるか意見を交わした。

 佐賀財務事務所の「財政教育プログラム」の一環で、同事務所の職員が講師を務めた。同校での開催は昨年度に続き2回目。

 生徒たちは班ごとに「子育てしやすい社会」などテーマを決め、医療、年金、公共事業など8項目について2020年度の国の当初予算と同じ102兆円分の予算配分を考えた。

 各班からは「介護・少子化対策の予算を住民の意見が反映されやすい地方に回す」「科学技術の発展に予算を使い、借金返済に導く」「教育に力を入れ、学校環境を整える」など多角的な視点から意見が出た。 

 横尾拓哉さんは「高齢者や子育て世代など、いろんな人の立場になって考える大切さが学べた」と話した。(大橋諒)

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