自民党佐賀県連が九州新幹線長崎ルートの1ページ特集を組んだ党機関紙の県版

 九州新幹線長崎ルート新鳥栖-武雄温泉の整備方式を巡り、自民党佐賀県連は16日、党員向け機関紙で、議論の経緯や今後の対応を1ページ特集にまとめ、県内の約6400世帯に配布した。フル規格ありきの直接的な表現は避けつつも、フル規格を想定して課題解決に臨む姿勢を明確に示す内容になっている。

 特集は「経緯」「県連としての取り組み」「今後の対応」の3項目で構成した。昨年10月、政府与党の幹部らに対し、フル規格で整備する場合の財政負担の軽減、在来線の維持充実、地域振興などを要望したことを紹介している。

 時間短縮や費用対効果に関する国土交通省の試算はフル規格で整備した場合のみを記載した。今後の対応として、武雄温泉駅での対面乗り換えの長期化は「利用者に大きな不便と負担をかける」とし、「全国的な新幹線ネットワークとして整備効果を最大限発揮できるよう、政府与党の強力な後押しも受け、広く県民の理解と協力を得つつ、諸課題の解決に全力で取り組む」と結んでいる。

 県連は整備方式を判断するための県民への情報提供が十分ではないとして、ワーキンググループを設けて特集を作成した。例年、年度末に発行している機関紙「自由民主」の県版に掲載した。(栗林賢)

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