横尾俊彦氏

 9月16日の任期満了に伴う多久市長選で、現職の横尾俊彦氏(64)=北多久町、6期=は16日、7選を目指して立候補する意向を市議会一般質問で表明した。次期市長選への出馬表明は横尾氏が初めて。7選を果たすと、全国の現職市長で最多の当選回数になる。

 議員から出馬の意思を問われた横尾氏は、2019年8月の豪雨災害の復旧・復興や、25年度の開院を目指して小城市と進める公立病院の統合計画などを挙げて「なさねばならない課題がある」と強調した。新型コロナウイルス対策に万全を期す考えも示し「首長の職責を果たして、市民の安全・安心を確保していきたい」と述べた。

 横尾氏は議会後、佐賀新聞社の取材に、引き続き市政運営に当たる意欲を示し、多選の弊害を指摘する声があることに関しては「1期ごとに自省し、腐敗を招かないという決意で公務に当たっている」と話した。今回も無所属で出馬する。

 横尾氏は慶応大を卒業後、松下政経塾に1期生として入塾。1997年の市長選で初当選し、前回17年は4度目の無投票で6選を果たした。

 全国市長会によると、現職市長では横尾氏のほか、北海道伊達市、山形県東根市、茨城県北茨城市、兵庫県の相生市と小野市、福岡県春日市の6人が6選で並び、横尾氏が最初に任期満了を迎える。(谷口大輔)

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