伊万里・有田消防本部の上空で、停止飛行をしたまま要救助者をヘリに収容する航空隊員=伊万里市立花町

要救助者をつり上げるホイスト救助訓練をする消防防災ヘリ=伊万里市大川内町

 今月末に運用を開始する佐賀県の消防防災ヘリコプターによる山岳救助訓練が10日、伊万里市の黒髪山系にある旧大川内山キャンプ場で行われた。滑落した負傷者を上空から救助する手順を、地上隊と連携しながら確認した。

 県防災航空隊と伊万里・有田消防本部が合同で実施した。登山者1人が滑落して負傷し、防災ヘリに出動要請が出たと想定。地上隊は発煙筒をたくなどしてヘリを真上に誘導し、ヘリは地上60メートルで停止飛行をしたまま、隊員がホイスト(昇降装置)で降下して負傷者を機内までつり上げた。

 県の防災ヘリが山岳救助の合同訓練をするのは初めて。航空隊の青木靖博副隊長は「上空からは樹木に遮られて現場が見えにくく、風もあって山岳救助の難しさをあらためて実感した」と振り返った。伊万里・有田消防本部の力武善人警防課長は「空と陸の円滑な連携が安全で確実な救助につながる。今後も訓練を重ねていきたい」と話した。(青木宏文)

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