佐賀市大和町の大型商業施設「イオンモール佐賀大和」が19日午前9時、リニューアルオープンする。大規模な改装は2000年の開業以来初めてで、既存店の入れ替えのほか、家具・日用品大手の「ニトリ」などが新たに加わる。コロナ禍に対応したサービスとしてネットで注文した商品を車に乗ったまま受け取る「ドライブ受け取り」や、人と接触せずに商品が手に入る「ロッカー受け取り」も県内で初めて導入する。
開業から20年が経過し、営業を継続しながら約1年かけて外装、内装ともに新たにした。ニトリは2階に入り、売り場面積は約4千平方メートル。セレクトショップやシュークリーム専門店なども新たにお目見えする。
コロナ禍の中、在宅時間を快適に過ごしてほしいと、ルームウエアやスポーツ用品の販売を充実。食料品売場ではビールや冷凍食品のコーナーを広げている。
新型コロナの影響で昨年途中から中止していた「イオン佐賀大和美術館」も再開。3月末までの期間中、地元作家の美術作品を展示し、ワークショップイベントを開くほか、新規アパレル店とアーティストがコラボしたTシャツの販売なども行う予定。
森雅信店長は「今までにない、大人世代が満足できる地域に根ざしたショッピングセンターを目指したい」と話している。
17、18日は改装オープンの準備のため、全館店休となる。(志波知佳)