4期目の当選を果たし、支持者とグータッチを交わす武広勇平さん(中央)=14日午後11時5分、三養基郡上峰町坊所の事務所(撮影・山田宏一郎)

 町政の継続を有権者は望んだ。14日に投開票された三養基郡上峰町長選は、現職の武広勇平さん(41)=3期、堤=が4度目の当選を果たした。イオン上峰店跡地を含む中心市街地の再開発を巡り、町財政の課題を突き付けた前町総務課長の挑戦を、3期12年の実績を強調して退けたものの「説明不足の面もあった。4期目はPRに努めたい」と神妙に述べた。

 午後10時半すぎ、事務所に当選の知らせが届くと、詰め掛けた支持者から歓声と拍手が湧いた。昨年2月に結婚した妻の麻木さん(42)とともに姿を見せた武広さんは安堵(あんど)の表情を浮かべ「皆さまが(支持の)輪を広げてくれた」と感謝の言葉を述べた。

 選挙戦では、自民党県連の推薦を受けた新人に攻め寄られた。中心市街地の再開発が大きな争点になる中、武広さんは商業施設と体育館などの公共施設を一体的に整備する将来像を示し「健全な財政を保ったままで、住民のライフスタイルを充実させたい」という思いを繰り返し訴えた。

 3期目に進めた子育てや教育政策、地域公共交通施策の拡充も掲げ「これまで以上に住みやすくしていきたい」と有権者に語り掛け、つなぎ止めた。

 それでも一定の批判票を受け、次の4年間のかじ取りは慎重さが必要になる。武広さんは「丁寧に説明し、町民の納得を得ながら事業を進めたい」と気持ちを新たにした。(瀬戸健太郎)

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