カビの具合を眺める住民=佐賀市川副町の海童神社

 カビの生え具合で、ことし一年の作況や天候などを占う佐賀市川副町の海童神社(光増新一宮司)の「お粥(かゆ)開き神事」が15日、同神社で行われた。事故や災難を示す黒い色が多く、2年連続で「凶」の占い結果が出た。訪れた住民らは「コロナや災害に気を付けないと」と話しながら一年間の平穏を願った。

 神社創建以来、約450年以上受け継がれてきた神事。器に盛ったかゆの表面を、神社を中心とする南川副地区の地図に見立て、緑や赤、黄色などのカビの色で吉凶を占う。かゆは2月15日に炊き、1カ月間本殿に奉納した。

 大吉の五穀豊穣(ほうじょう)を示す灰色、はやり病を示す赤のカビも散見された。器の縁に水気も認められ、「ことしも台風や高潮に注意が必要」との見立ても示された。氏子総代会の古賀初次会長(71)は「昨年はコロナの影響で町の行事も多く中止になった。早く収束し、活気を取り戻せるよう願いたい」と話した(松岡蒼大)

2年連続で「凶」、おかゆ占い 佐賀市の海童神社で(2021年3月15日)
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