「こんなにもすてきな人たちがいたのか」。今回の移動編集局「地域のチカラ」を取材しての率直な思いだ。記者の仕事は人に会うこと。有田町を担当して3年になるが、まだまだ会うべき人がいると痛感した。

 今回の取材で、住民や町の関係者の多くが口にしたキーワードがいくつかある。「革新」「情報発信」「人とのつながり」。住民の思いは、想像していたよりは重なり合っていた。

 「革新」は、有田焼の伝統を表現する際に使われる。従来の知見や技術を大事にしつつも、革新を続けることで伝統は続く。町外の人が「革新の気質」を感じ取るほどに浸透していたのには正直驚いた。

 「情報発信」は、座談会でも改善点として挙げられた。「いいものはあるのに、知られていなくてもったいない」というもどかしさが伝わってきた。SNS時代のPR、知恵を絞りたい。

 「人とのつながり」を感じている人が多いのは、町の誇りだと思う。人口減少社会では一人一人の役割が大きくなるが、協力しあうことが課題解決に導いてくれるのではないだろうか。今は感染防止策をしながらだが「語り合おう、つながろう」。そこから、町の進む道がみえてくると信じている。(古賀真理子)

 

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