生徒たちに酒造りやまちづくりの取り組みを紹介する東鶴酒造の野中保斉社長(右)=多久市の東原庠舎中央校

多久市の魅力や課題を書いたメモ紙を模造紙に貼って、共通点を探し出す生徒たち=多久市の東原庠舎中央校

東鶴酒造の野中保斉社長(左)の話を聞く生徒たち=多久市の東原庠舎中央校

 佐賀県内の中高生が地域の魅力や課題を学ぶ佐賀新聞社の「さが未来発見塾」が10日、多久市の義務教育学校・東原庠舎(とうげんしょうしゃ)中央校で開講した。7年生(中学1年)の6人が4月まで校内外で取り組みを続け、目指したい市の将来像を考える。

 市内の東鶴酒造社長の野中保斉(やすなり)さん(40)と、市を担当する佐賀新聞の記者が講師を務め、人口減少や高齢化が進む中、地域の活性化を目指す住民有志の取り組みなどを紹介した。

 野中さんは、同級生たちと協力して日本酒を地域の名物に育て、売り上げの一部を市民の活動に役立ててもらう取り組みを続けている。「地酒で国内外に多久を売り込む」「子どもたちに地元で働くことの素晴らしさを知ってもらう」と目標を語った。

 生徒たちは市の現状について「人が優しい」「長い歴史がある」「商店や子どもの遊び場が少ない」などと発表し、どんなまちにしたいかを話し合った。次回は、まちづくり活動を続ける人たちから話を聞き、思い描く地域になるための手だてを考えていく。

 さが未来発見塾は、企業や団体の協賛を受けて県内の各市町で実施している。これまでに有田町の中学生と嬉野市の高校生が取り組み、地域の将来像を町長や市長に提案した。(谷口大輔) 

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