3年間の集大成が並ぶ卒業制作展の会場=佐賀県立美術館

3年間の集大成が並ぶ卒業制作展の会場。中央は部長で3年の村岡幸子さん=佐賀県立美術館

 第31回佐賀北高芸術科美術専攻の卒業制作展と第54回同校美術部展「ペタ展」が、佐賀市の県立美術館で開かれている。同校で美術を学ぶ生徒ら60人が、個性豊かな作品で学びの集大成を見せる。14日まで。

 卒業生20人は、展示のために制作した作品や1、2年生の頃に作った作品など、176点を並べた。3年の山内亮人さんは円山応挙の「保津川図」を、現代的な日本画「今様日月山水圖ず」に再構成。3年の園田一馬さんの「僕」は、顕微鏡で自らの指の関節をつぶさに観察して丹念に描き込んだ。作品の説明書きを切り絵で作るなど、思い思いの工夫を凝らして楽しませる。

 1、2年生40人は授業で制作した作品など110点を展示する。「自然物の構成」と「人工物の構成」では、オレンジの皮の質感やクリップの硬質な滑らかさを描き分けて対比する。

 美術部長で3年の村岡幸子さんは「みんなそれぞれの個性を発揮できていて、見応えがある卒業制作展になっている」と自信をのぞかせていた。

 作品目録に印刷されたQRコードを読み取ると、オンラインで生徒にメッセージや作品の感想を送ることができる。(花木芙美)

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