中山間地支援の協定書に調印した上分一生産組合の大坪秀敏組合長(左)と井手解体実業の井手隆彦社長=佐賀市久保泉町

 中山間地の農作業をボランティアで行う「さが中山間協働応援隊事業」の調印式が佐賀市久保泉町であり、同町上分一集落の生産組合と地元の井手解体実業が応援協定を結んだ。集落は全9世帯で高齢化も進み、水田の管理が難しくなっていたという。大坪秀敏組合長は「協力をもらって農地を維持したい」と話している。

 地区の公民館であった式には、集落の住民ら約20人が参加。大坪組合長と井手解体実業の井手隆彦社長が協定書に調印し、握手をかわした。今後、同社が年に3回程度、水田周辺の草刈りなどに取り組む予定。井手社長は「仕事柄、近所に迷惑を掛けることも多く、地域の力になりたいと思っていた」とあいさつした。

 大坪組合長によると、集落全体で条件の厳しい山間地の水田5ヘクタールを管理しているが、組合員の半数は80歳を超え、「もう、自分の田んぼを管理しきれない」との声も出ていた。このため応援事業に手を挙げた。

 事業は中山間地の課題解決に取り組む県のプロジェクトの一環で、2018年度から県が人手を必要とする集落と企業のマッチングを手がけている。協定の調印は今回で県内8例目。

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