SDGsの目標達成に向け、各分野の専門家とオンラインで意見を交わした龍谷中の生徒たち=佐賀市の同校

 「持続可能(かのう)な開発目標(SDGs)」をテーマに、龍谷(りゅうこく)中(佐賀市(さがし))の3年生18人が、各分野の第一線で活躍(かつやく)する専門(せんもん)家とオンラインで対談する催(もよお)しが5日、同校でありました。飢餓撲滅(きがぼくめつ)や伝染病(でんせんびょう)の根絶(こんぜつ)など4つの分野について専門家と意見を交(か)わし、自らの考えを言葉にして伝えることで、学びを深めました。
 三井住友信託銀行(みついすみともしんたくぎんこう)が平和や貧困(ひんこん)、環境(かんきょう)など地球規模(きぼ)の課題に取り組む人材を育成する「持続可能な開発のための教育(ESD)」の一環(いっかん)で2012年から全国で実施(じっし)しており、16回目。県内では初めて開きました。
 飢餓撲滅では、国連世界食糧計画(せかいしょくりょうけいかく)日本事務所広報官(じむしょこうほうかん)の飯塚恵氏が、「世界で生産された食糧(しょくりょう)の3分の1が廃棄(はいき)されており、約20億人分に匹敵(ひってき)します。慢性(まんせい)的に飢餓(きが)に苦しんでいる人の2倍以上に相当する」と説明。
 製造(せいぞう)や処分(しょぶん)の過程(かてい)で二酸化炭素(にさんかたんそ)も発生しており、「世界は分断(ぶんだん)されているわけではなく、自分たちの行動が、途上(とじょう)国の方の状況(じょうきょう)に影響(えいきょう)をおよぼしているという考えをもってほしい」と語りかけました。
 参加した同中3年の森山一心さん(15)は「飢餓(きが)をなくすためには、教育機会の確保(かくほ)などいろんな課題を同時に解決(かいけつ)しなければならないと分かった。専門(せんもん)的な視点(してん)からの話を聞けてよかった」と感想を述(の)べました。(7日付20面・大橋諒)

このエントリーをはてなブックマークに追加