VRカメラを取り付けたコンテナを押し板に載せ、カキ礁に出発する久野さん(左)

 前回に続き、360度撮影するカメラを使った「VR映像」撮影の話。1月27日正午すぎ、白石町福富の久野官一さん(84)と、鹿島市の七浦音成の船だまりで落ち合った。

 久野さんは海水が入らないように念入りにラバーを着る。押し板を抱えて干潟に入ると、カメラマンはVRカメラを取り付けたコンテナとマイクを持っていって準備する。

 久野さんが沖合のカキ礁へ向かう直前にVRカメラのスイッチを入れた。久野さんは沖合に向かって潟を蹴って進む。20分余りでカキ礁に着き、その周辺の潟を回りながらハゼクチの巣穴を探す。その間、私たちは近くの公民館に移動し、ドローンで久野さんを追い掛ける。双眼鏡でのぞくと巣穴は簡単には見つからないようだ。

 1時間ほどして久野さんが戻ってきたが、時期が早くてまだハゼクチが巣穴を掘っていないようだと…。捕れたのは4匹だけだった。次の潮になればオスとメスが一緒に入っているから、20匹は捕れるだろうという。後で見せてもらったが、回りのカキ床も映って迫力のある映像が撮れていた。(写真家 中尾勘悟=鹿島市)

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