14日に投開票される三養基郡上峰町長選は、新人で前町総務課長の三好浩之氏(55)=堤=と、現職の武広勇平氏(41)=3期、堤=が論戦を繰り広げている。両候補の歩みや政治への思いを紹介する。(瀬戸健太郎)(届け出順)

 

■三好浩之氏(55) 役場でインフラ整備に力

 1987年の入庁以来、昨年9月まで33年間、上峰町役場に勤務した。業務を通して多くの町民と触れ合い「行政ができること、すべきこと、それに対する住民の期待を肌で感じることができた」と振り返る。

 役場では主に建設畑を歩み、インフラ整備などに力を注いできた。町役場庁舎や町民センターの建設に関わり、特に印象に残っているのは中央公園の整備で「連日のように残業していた」と苦笑いする。

 「町長を目指すとは思っていなかった」が、総務課長として役場全体の管理を任された際に「職員が疲弊している」と感じた。トップダウン方式の利点は理解しているものの、「職員が伸び伸びと仕事ができずに萎縮しているのでは」との思いがある。「働きやすい環境の中で、住民に寄り添う仕事ができる職員を育てたい」と力を込める。

 趣味はゴルフで、ベストスコア68の腕前。退職後は選挙の準備で時間がなく、「そのうちゆっくりコースを回りたい」と笑った。上峰町堤。

 

■武広勇平氏(41) 小学時代から政治家志望

 2009年の上峰町長選で「全国最年少首長」として初当選。これまでの3期12年について「あっという間にすぎた。1、2期目は財政再建に必死だった。3期目は暮らしが向上したと、町民に少しは感じてもらえたと思う」と話す。

 政治家を志したのは小学生のころ。理由はもう覚えていないが、卒業文集には「世の中のために、役に立つような、政治家になりたいです」という文章が残る。町長に就任する前は参院議員秘書を務め、県内の自治体を回りながら「リーダーとはどうあるべきか」を学び、幼いころの思いをいっそう強くした。

 「町は財政再建に区切りがつき、飛躍する時期に来た」と感じている。「イオン上峰店跡地の再開発を進め、佐賀、鳥栖、久留米の交流拠点として、活発に人やモノが行き交う地域にしたい」

 昨年2月に結婚し、今年1月に待望の子どもを授かった。仕事の合間を縫って育児にかかわり、「子どもから学ぶことばかり。世界が一変した感じ」と頰を緩める。上峰町堤。

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