佐賀県内で初めて暗算10段に合格した西唐津小6年の荻原涼輔君=唐津市八幡町の唐津珠算学院

佐賀県内で初めて暗算10段に合格した西唐津小6年の荻原涼輔君=唐津市八幡町の唐津珠算学院

 1月30日に行われた全国珠算教育連盟の暗算検定試験で、唐津市の西唐津小6年、荻原涼輔君が佐賀県で初の10段合格者となった。同連盟の暗算検定試験が始まって35年余り、これまで県内からは大人の合格者もいなかった。荻原君は唐津珠算学院(八幡町)で努力を重ね、快挙を成し遂げた。

 荻原君は保育園の教室で珠算と出合い、小学校入学と同時に同学院の門をたたいた。4年生から答えるスピードや桁数が広がるなど力が伸び、今では9、10桁の掛け算は一目見ただけで分かる。

 同連盟の暗算段位試験には掛け、割り、見取りの3種がある。大人と子どもも同じ内容。1種目200点満点で、10段合格には各種190点以上に加え、答案の文字のきれいさも審査に入る。10段合格には唐津地区で2回の審査があり、その後、県支部と京都本部で計4回の審査を受けなければならない。

 9回目の10段挑戦だったという荻原君は「問題を解く速度を上げて余裕ができ、字もきれいに書けた」と手応えを感じ、2月下旬に合格の報が届いた。保育園から8年間、荻原君を指導する同学院副院長の福島克己さん(49)も「その力で周りも高いレベルに引っ張ってほしい」と期待をかける。

 荻原君は現在、珠算準6段を持ち、「次は珠算10段を目指す」と意欲を語る。将来の夢はまだ決めていないが、中学に行っても珠算は続けたいと話す。(成富禎倫)

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