生徒(手前)に贈呈証書を手渡す佐賀善意銀行の田中稔運営委員長=佐賀新聞社

 佐賀善意銀行(頭取・中尾清一郎佐賀新聞社社長)の「巣立ち応援基金-籏嵜・石丸基金」の贈呈式が10日、佐賀市の佐賀新聞社で行われた。県内の児童養護施設や里親家庭で育ち、今春高校を卒業する27人に、支度金として進学者に30万円、就職者に20万円が贈呈された。

 同基金の贈呈は昨年に続き2回目。佐賀市内で長年にわたり小学教師を勤めた故・籏嵜華枝氏と、高校教師の傍ら、県立ろう学校で九州初の幼稚部設置に尽力した故・石丸正光氏の預託金で運営している。

 贈呈式には給付を受ける19人が参加。運営委員長の田中稔・佐賀新聞社営業局長が、生徒一人一人に「これからの歩みが実り多き人生につながるよう期待いたします」と声を掛け、贈呈証書を手渡した。生徒たちは「社会人として責任をしっかり果たしたい」「頂いた支度金を学費に充て、勉強を頑張りたい」などと新生活への抱負を述べた。

 県総合福祉センターの五郎川展弘所長(57)は「社会に出て思い通りにいかないときは、一人で抱え込まずに誰かと話をして。いつも支えてくれた周りの人への感謝を忘れないで」とエールを送った。(森田夏穂)

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