通学や通勤で多くの自転車が行き交う佐賀市内の交差点。学生の並進などが目立った=佐賀市内

 交差点に猛スピードで進入、歩道を横一列で並走…。佐賀市内の高校生の自転車マナーについて、佐賀新聞「こちら さがS編集局」(こちさが)に厳しい意見が寄せられている。佐賀県内の事故の状況やマナーアップの取り組みを調べた。

 平日の午前7時半ごろ、読者から指摘があった佐賀市天神の交差点付近では、通学や通勤の自転車が多くなる。友人と話しながら並走し、スマートフォンを片手に運転する人の姿もある。徒歩で通勤する男性は「危ない運転もあり、事故にならないか、いつも気になっている」と話した。

 県内で昨年発生した自転車が関係する事故は404件。このうち、約4割に当たる160件が高校生以下が関連していた。中高生が絡んだ事故の7割以上が交差点で発生し、出合い頭と右左折時の衝突が9割以上を占めている。県警は通学での利用者が多いことが要因とみている。

 県警は2012年から、県高校生徒指導連盟と協力して、自転車のマナー向上や通行環境の整備などを目的に、20年までに40校を「マナーアップモデル校」に指定した。スタントマンが事故を再現して危険性を学ぶ講習会を学校で開くなど、ルールやマナーアップの活動に取り組んでいる。

 高校には、生徒のマナーに対して苦情の電話が掛かってくることもある。ホームルームなどでの指導や教職員の立番などを実施しているが、全てには目が行き届かないという。佐賀市内の高校の男性教諭は「一部の生徒のマナーが悪いと、高校生全体が悪く思われてしまう」と話し、地道に指導を重ねている。

 こちさがには、佐賀市内だけでなく鳥栖市の駅周辺など、県内各地から自転車マナーに関する指摘が寄せられている。道交法には罰則規定もあり、マナーの向上に向けて県警は「講習や講話で啓発し、取り締まりにも取り組んでいく」と話している。(小部亮介、松岡蒼大)

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