カラオケ喫茶関連の感染拡大を受け、利用自粛を呼び掛けた山口祥義知事(右)=8日午後、佐賀県庁

 佐賀県の山口祥義知事は8日、県内のカラオケ喫茶で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が相次いでいることを踏まえ「カラオケ喫茶関連の拡大が止まらない。県内外を問わず当面、利用を控えて」と協力を呼び掛けた。

 県対策本部会議で言及した。山口知事はカラオケ喫茶について「高齢者の趣味としては素晴らしいと思うが、仲間がサークルのようになっていろんなカラオケ喫茶を渡り歩く。県境を越えて(福岡県の)大川市や久留米市に行った例もある」と説明した。2市と連携して対策に取り組んでいることも報告した上で「他県でカラオケ喫茶に行くことも今は控えて」と促した。

 会議で大川内直人健康福祉部長は、家族などを含めて県内で感染が確認されたカラオケ喫茶関連の感染者が7日までに63人に上っていると明らかにした。このうちカラオケ喫茶の利用者は37人で、65歳以上の高齢者が31人と説明した。

 さらに、カラオケボックスと比較する中で「カラオケ喫茶には窓や小型の換気扇があるが、防音のために窓は閉めなければならず、換気の能力があまり高くない構造になっている」とした。利用方法の傾向として「ステージでマスクを外して歌うことが多いようだ」と注意を喚起した。

 ワクチン接種に関し、副反応など医療的な相談に対応するコールセンターを10日に開設する見通しも示した。(岩本大志)

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