伊万里市への進出協定を結んだ深浦弘信市長(右)とトータル環境の川添栄治郎社長=伊万里市民センター

 大型テントの製造や設営をするトータル環境(本社・東京都)が、伊万里市黒川町の七ツ島工業団地に製造拠点を構えることになり、2日に市と進出協定を結んだ。テントの骨組み材の工場を造り、2023年3月に稼働、地元から13人を採用する予定という。

 同社は04年に設立。大型施設の解体工事を手掛ける中、テントで覆った飛散対策を求められるケースが増えたことから、事業として展開するようになった。これまで骨組み材は外注だったが、需要の高まりを見込み、自社で製造することにした。

 テントは大きいもので高さ約50メートル。試験組みするための広い土地が確保しやすい点が、伊万里に進出した理由の一つになった。将来は伊万里港からアジアの国々への輸出も考えている。創業者の川添栄一会長は唐津市北波多の出身。

 工場の建物と設備への投資額は約17億円。ロボットで製造するので、採用はエンジニアが中心になる。協定式で川添栄治郎社長は「日本だけでなく世界に製品を届けられるようになり、雇用を生み出したい」と話した。(青木宏文)

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