日本航空一期生の表紙

 旧杵島郡若木村(武雄市若木町)出身で日本航空の設立に尽力した松尾静磨氏(1972年死去)が登場するノンフィクション作品「日本航空一期生」(中丸美繪著)を原作とするテレビドラマ「エアガール」(広瀬すず主演、テレビ朝日系列)が、20日21時から放送される。GHQに一切の航空活動を禁じられていた終戦後、日本の空を取り戻そうと戦う航空業界の人々を描いている。

 松尾建設(本店・佐賀市、松尾哲吾社長)の松尾幹夫前社長の伯父。旧制佐賀高、九州帝大を卒業し、戦前は長く民間航空に携わってきた。占領下の日本で、外国航空会社に支配されても仕方ないという風潮もある中、「日本人の手に日本の空を取り戻したい」という熱い信念を抱き、GHQと粘り強く交渉を重ねた。

 熱意が実り1951年に日本航空を設立し、松尾氏は61年に社長、71年には会長に就任。同年から松尾建設の会長も務めた。

 不屈の精神でまい進しつつ、温かみや柔らかさも感じさせる人物として、ドラマでは「松木静男」という名で登場。俳優の吉岡秀隆が演じる。(森田夏穂)

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