大勢の人でにぎわう新品種ミカン「にじゅうまる」の初売り特設会場=5日午前9時半すぎ、佐賀市のコムボックス佐賀駅前(撮影・山田宏一郎)

特設会場にずらりと並んだ新品種ミカン「にじゅうまる」=佐賀市のコムボックス佐賀駅前

 佐賀県が20年以上をかけて開発したミカンの新品種「にじゅうまる」の初売りが5日、佐賀市駅前中央の「コムボックス佐賀駅前」にあるJAさが「さが風土館季楽」であった。50人以上が並び、大きくつややかなブランドミカンを次々に買い求めた。販売は、今後2回行われる予定。

 さが風土館では、1玉(800円、千円)や3キロ入りの箱(10~15個、8千円)などを販売。開店30分前から客が列をつくり、台の上に並べられた商品は30分ほどで、ほぼなくなった。

 箱に加えバラ売りも買った佐賀市内の60代の女性は「おいしいと聞いて買いに来た。孫たちに食べさせたい」と笑顔を見せた。

 販売に先立つ式典では、山口祥義知事が「みんなの苦労が結集してできた甘くて本当においしいミカン。ぜひ、ご愛顧を」とあいさつした。JAさがの大島信之組合長と景気付けのドラをたたいて発売を祝った。

 この日は同店のほか佐賀玉屋などでも販売された。出荷は11日と18日にもあり、その翌日に店頭に並ぶ見込み。

 にじゅうまるは、デコポンなどと同じ中晩柑ちゅうばんかんで、大きく、ジューシーな甘さが特徴。農家10戸が栽培し、今年の出荷量は32トン。東京や大阪の市場を中心に出荷され、県内と福岡市場向けは、このうち1割ほどという。(宮里光)

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