新型コロナウイルスのワクチンが搬入され、運送業者の荷ほどきに立ち会う担当者=5日午前、佐賀市の佐賀大医学部附属病院

搬入された新型コロナウイルスのワクチンを取り出す担当者=5日午前、佐賀市の佐賀大医学部附属病院

 新型コロナウイルスワクチンの医療従事者への優先接種が佐賀県内で8日、国立病院機構東佐賀病院(三養基郡みやき町)と伊万里西有田共立病院(西松浦郡有田町)を皮切りに始まる。県内の約20医療機関の医師や看護師らコロナ患者の治療に当たる4万人が対象で、5日には県内3医療機関に米ファイザー製ワクチンが搬入された。

 優先接種はコロナ治療の中核的病院から始まる。唐津赤十字病院(唐津市)は9日から、佐賀大医学部附属病院(佐賀市)と県医療センター好生館(同)は15日から予定している。

 ワクチンは5日、附属病院と好生館、東佐賀病院に届いた。唐津赤十字病院と伊万里有田共立病院には6日に到着する。これらの病院から、さらに別の医療機関十数カ所に配分される。

 15日から17日にかけて優先接種を実施する附属病院には975回分が届いた。8日の週も同数のワクチンが搬入される。接種対象者は約2千人で、希望者を集計している。

 感染制御部の青木洋介部長は「ワクチンは予防手段として有効。医療従事者は積極的に接種してほしい」と強調した。さらに、政府が4月中に高齢者への接種を始める計画であることについて「焦ることなく順番を待って、多くの人に受けてもらいたい」と話した。

 優先接種は医師や看護師、薬剤師、救急隊員、保健所職員ら全国約470万人が対象になっている。

 ワクチンを巡っては、安全性を確認するための先行接種が、県内では2月22日から佐賀病院など国立病院機構の3病院で実施されている。(石黒孝)

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