2020年度一般会計補正予算案から設計委託費が削除された佐賀市立体育館(本庄)の空調設備に関し、市は5日、エアコンを天井に設置する従来式を導入する考えを示した。冷えたガスや水を金属製パネルに流して空気を冷やす「輻射(ふくしゃ)式」を提案していたが、コスト面などから転換した。

 24年の国民スポーツ大会でフェンシングの練習場、テニスの休憩所に使われるため、熱中症対策として輻射式空調の整備を計画したが、市議会側が検討不十分として設計委託費が昨年6月に削除されていた。

 5日に開かれた市議会総務委員研究会で説明した。スポーツ振興課によると、業者の資料を基に競技団体の意見を聞き取り、先行事例も踏まえて検討した。1996年に建設された体育館の耐用年数も考慮し、初期費用や15年間の運営費などを比べたところ、従来式が最も優れていたという。

 同課は「設置しても1階の窓や備え付けのベンチがふさがらない点も評価した。関連予算の提案などはこれから検討する」と説明している。(大田浩司)

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