澄んだ小川の中に群生し、ゆらゆらと揺れるカワモズク=佐賀市富士町(水中から撮影)

清流の中でゆらゆらと漂うカワモズク=佐賀市富士町市川

澄んだ小川の中で群生し、ゆらゆらと揺れるカワモズク=佐賀市富士町(水中から撮影)

小石に張り付いたカワモズク

 佐賀市富士町市川の山間部を流れる小川に、かつて食用として親しまれたカワモズクが群生。川底が見通せる清流の中で、ゆらゆらと漂っている。

 カワモズクは小石などに張り付いて生育する10センチ程度の緑色の藻で、春先に姿を現す。昔は酒の席などで親しまれ、湯を通して酢やしょうゆで食べていたという。山間部の川に多く群生していたが徐々に数が減り、現在では数カ所で見られる程度という。

 定期的に周辺の小川を訪れ、観察している同町の自営業・鳥谷信明さん(83)は「昔は気軽に採りに行っていたが、今はわずかしかない。きれいな水にしか生育しないので、自然の大切さを痛感する」と話す。(山田宏一郎)

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