新型コロナウイルスの影響で、学校の光熱費が増加傾向にある。感染防止対策として、冷暖房を使いながら窓を開けて換気することが求められており、消費電力が増えているとみられる。電気代として1千万円以上を追加する市もある。

 佐賀市は、市議会3月定例会で小学校(35校)の光熱費として1090万円の増額を求めた。光熱費が前年の実績を10%程度上回り、当初予算内で収まらないと見込まれるためという。市学事課は「本年度は省エネ以上に、感染対策に気を配っている」と説明する。

 換気をしながら夏場は冷房、冬場は暖房を稼働させており、光熱費が増加している。例えば冬場は18度を目安とするが、換気が必要なため「設定温度はそれよりも高くなる」という。

 武雄市も同じような状況で、本年度の小中学校の電気料金を2月時点で前年度と比較すると、4・4%増えている。ただ、感染防止のため夏休みを含めてプールを使う機会が減ったことで水道料金が減っており、電気料が増えた分を補っているという。

 佐賀県教育委員会も「県立学校の電気使用量は1~2割、多い見込み」と説明し、学校からは最大需要電力を更新したとの報告もある。ただ、昨年7月に電力の契約見直しをしたため、電気料金は抑えられており「当初予算内で対応できる見通し」という。(川﨑久美子、小野靖久)

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