草刈りの助っ人貸し出しを前に、耕作放棄地で雑草を食べるヤギたち=武雄市若木町の農園「ファーム孫六」

 耕作放棄地や庭の除草のため、武雄市若木町の農園「ファーム孫六」(原口浩信さん経営)がヤギの貸し出しを始めた。草をはむヤギの習性を生かしたレンタル制度で、料金は1匹1日100円で、3万円の年間契約もある。約20匹のヤギが出番を待っている。

 飼育していたヤギが増え、休耕地などを守る一役を担おうと考案した。ヤギは耕作放棄地のほか傾斜地などでも活動できる。1匹では寂しがって鳴くことが多く、複数匹を複数日で貸し出すことを考えている。

 原口さん(61)が現地を見て、つなぐロープや柵の有無など貸し出しの内容を決める。小屋や日よけ、柵などは原則、借り主が用意するが、相談に応じる。ヤギを運ぶ送迎料金は、若木町内は無料、武雄市内は2千円、市外は話し合って決める。1週間の無料お試しで相性のいいヤギを選ぶこともできる。

 レンタル制度を始める前段として、原口さんはネット上で資金を集めるクラウドファンディングを活用して、飼育費を出してくれるオーナーを募集。県内外から約80万円が集まり、20匹のオーナーが決まっている。

 今は農園の横にテストの場所をつくって数匹を放し、草を食べ尽くすのにかかる時間などを調べている。原口さんは「見学も受け付けているので、様子を見に来てほしい」と利用を呼び掛ける。

 連絡先は原口さん、電話090(7471)8680。(小野靖久)

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